“archives by ANONYM CRAFTSMAN DESIGN”
という名の新プロジェクトがスタートです。
長年にわたって使い続けられてきた鞄の意匠を基に、現代的な解釈による解体・再構築によって生み出される鞄を提案していきます。
つまり・・・
昔からある鞄をベースに、より現代的な鞄を生み出そうというわけです。
そして、1stコレクションとなる今シーズンはUSエアフォースによって使用されてきたヘルメットバッグにフォーカス。
素材、サイズ、各部のディテールに至るまで、色々なポイントにそれぞれ手を加えています。
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ベースにはしっかりとした打ち込みの国産のパラフィンキャンバスを使用。
そこに栃木レザー製の上質なヌメ革をコンビネーションで合わせています。
内装には落ち着いたカラーのTeflon®加工済の軽量ナイロンを。
素材を根本から変えることでグッと大人っぽい表情に仕上がります。
自然とアタリが出てくるパラフィンキャンバスとオイルをたっぷりと含んだレザーのコンビネーションは、
使い込むほどにその表情が変化していきます。
一般的な用途では使いずらい位置に付いている両サイドの内装ポケットは内装の背面に移行させ、
更にワークテイストを感じさせる吊りポケットを内装の前面に追加しています。
特徴的なディテールであるフロントのポケットはそのままに。
ファスナーは「UNIVERSAL」を採用しております。
「Scovill」と並んでUSの老舗として有名なファスナーメーカーですが、現在はYKK社の傘下に。
何といってもゴツゴツとした見た目と使用感が特徴のUNIVERSALファスナー。
スライダーの滑りを良くするために納品時には蝋による加工を加えております。(見た目には全く影響しません)
そして、
今回のプロジェクトで注目して頂きたいのは、ベースとなるサイズバランスを崩して展開する型のバリエーション。
高さのみを詰めたショートバージョン。
このモデルはA4サイズもしっかり収納できるブリーフケース。
幅のみを詰めたスリムバージョン。
このモデルは見た目にも新鮮なリュックとなっております。
どちらも内装はベースモデルと共通のディテールを採用しています。
※各モデルについての詳細は近日中に「PRODUCT」のカテゴリーにポスト致しますので、そちらをご覧下さい。
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というわけで、
新プロジェクトの方もどうぞよろしくお願い致します!
季節の変わり目ですので風邪などひかないようにご自愛下さいね。
S.